みずほ銀行が大損失!?メガバンク株は大丈夫?

株初心者向け

2019年3月6日、みずほフィナンシャルグループ(みずほFG)は2019年3月期の決算見通しを下方修正し、約6800億円の巨額損失を計上することを発表しました。

純利益は従来見通しの5700億円から約9割減の800億円となります。

人口減や超低金利で銀行業は厳しく、店舗の統廃合や新システムの費用を一気に前倒し計上することで、今後のIT投資などを加速させるためということですが、銀行株を保有している方は一気に不安になったことでしょう。

今回は、メガバンクの現在の状況と、銀行株の今後の見通しについて述べたいと思います。

メガバンクの状況

現在のメガバンクの状況としては、国内商業銀行業務の収益低下に危機感を持っています。

そのため、どのメガバンクも国内業務の自動化を進める計画を発表しています。

みずほFGは、業務の自動化を進めることで、2021年度までに8,000人の業務量を削減する方針。三菱UFJFGは、2023年度までに9,500人分の業務量を削減する方針。三井住友FGも、2020年度までに4,000人の業務量を削減する方針です。

ただし、この3メガバンクについては、今のところ「海外での利益拡大」、「ユニバーサルバンク経営」の2本の柱が好調のため、ゼロ金利でも高水準の利益を維持することができています。

海外での利益拡大とは、利ザヤの厚い海外で与信を拡大することで、収益を維持しているということです。特に三菱UFJFGがほかの2銀行より先行しています。

ユニバーサルバンク経営とは、商業銀行業務だけでなく、投資銀行業務、証券・信託・リース・消費者金融など、幅広く業務の多角化を行い、収益を安定化させていることです。

メガバンクへの投資は大丈夫?

メガバンクの状況は説明しましたが、今後メガバンクの株式を保有していても大丈夫でしょうか。

2019年3月20日の株価

こちらの表は2019年3月20日の株価です。

この表を見るとメガバンク株は配当利回りが高く、PERやPBRで見ても株価が割安だと見てとれます。

しかし、株価が割安だけで投資するのは危険です。今後の見通しはどうなのでしょうか。

銀行株は、株式市場で「金利連動株」と見なされています。

長期金利が上がると株価が上がり、金利が下がると株価が下がります。長期金利が下がると、銀行の預貸金の利ざやが縮小する懸念が強まり、長期金利が上がると、銀行の利ざやが改善する期待が膨らむので、それに株価が反応しているのです。

日本の3メガバンク株は、2007年以降、長期金利の低下とともに売られ、日経平均を大幅に下回るパフォーマンスとなっています。

ただし、前述しましたが3メガバンクに関しては海外での利益拡大やユニバーサルバンク経営で利益を上げているので、これがゼロ金利でも利益が上げられると理解が深まれば将来的に株価は上昇してくる可能性はあると思います。

みずほFGの下方修正のニュースはありましたが、メガバンクに関しては慌てて株式を手放すよりは正しい状況を確認し、どうするか決めることをお勧めします。

ただし、これは3メガバンクの話で、地方銀行などの株式を保有している方は、国内商業銀行業務の収益低下は深刻な問題なので、早めにどうするか判断した方がいいかもしれません。


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