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2018年3月29日 株初心者向け

初心者向け!株式公開買付「TOB」の仕組み


 
株式投資を始めて、株式に関するニュースを注意深く読むようになると「TOB」という言葉をよく耳にすると思います。

「TOB」とは株式公開買付のことで、「TOB」という言葉が出てきた銘柄は、株価に影響が出ることがほとんどです。

今回は、「TOB」とは何か、なぜ「TOB」が行われるのかを初心者向けにわかりやすくご説明いたします。
 

「TOB」とは何?

「TOB」は前述した通り「株式公開買付」のことで「take-over bid」の略です。

では、「株式公開買付」とは何でしょうか。

「株式公開買付」とは、買付期間と株価、目標取得株式数を公告し、金融商品取引所(東京証券取引所など)を経由せずに不特定多数の株主から株式の買付を行うことをいいます。

主に企業を買収する時や、関連企業を合併する時に用いられます。また、市場に流通している自社株を購入する時に使われることもあります。

ちなみに、日本では「TOB」と言えば株式公開買付とわかりますが、英語圏では「TOB」と言っても通じないのでご注意ください。

英語圏では、「takeover bid」とフルスペルで表現されるか「bid」と短縮表現が使われます。

アメリカ英語では「tender offer」という表現が使われることもあります。
 

「TOB」の仕組み

「TOB」を行う時、「〇〇円の株価で、〇月〇日まで株式会社〇〇の株式を〇〇〇株購入します」と告知します。

この告知の株価は、通常取引所で取引されている株価より高く設定されます。株価を高く設定することで、対象の株式を保有している人は、取引所ではなくTOBを宣言した相手に売った方が得だと思うからです。

企業がTOBを行うメリットは、決まった価格で大量の株式を取得することができます。

市場で大量の株式を購入すると、株価が上昇してしまいますが、TOBなら決まった価格で取得でき、買収などを考えている場合、買収金額を予想しやすくなります。

また、予定の株式数まで達しなかった場合、TOBの取消をすることもできます。そのため、TOBをキャンセルして株式を返却できるので、中途半端に株式を取得するリスクがありません。

ただし、TOBのデメリットもあります。

本当に企業を買収しようと考えていた場合、「これから大量の株式を購入します」と宣言するので、相手企業に状況を知られ、株式取得の邪魔をされることもあります。
 

「TOB」の防衛策

「TOB」が仕掛けられると企業同士の株式の攻防が始まります。

「TOB」を仕掛けられた側は、どのように株式の売却を防ごうとするのでしょうか。

防衛策としては2つあり、1つは第三者に大量に株式を購入してもらい、TOBを宣言した企業に株式が渡らないようにする「ホワイトナイト」と呼ばれる方法です。

もう1つは、発行株式数の総数を増やす「ポイズンヒル」という方法です。

ただし、ポイズンヒルは株式総数の増加で株式価値が希薄化されるので、既存株主には迷惑な防衛策となります。

買収に関しては、ホリエモンを率いる「ライブドア」が「フジテレビ」を買収しようとTOBを行った事が有名です。しかし、この買収が失敗したのは、フジテレビがホワイトナイトを行ったからです。

このように、「TOB」が行われると、株式の攻防が繰り広げられます。「TOB」は市場の株価にも影響を与えますが、まずは「TOB」とは何か、どのような仕組みなのか株式投資初心者の方はきちんと理解しておきましょう。

 

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